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IPGの理念 サイコセラピーとは? セラピストの心 プログラム 体験談 Q&A 用語集

用語集
アートセラピー(Art Therapy)
言語によるセラピーよりも五感や感情との結び付きが強く、身体的障害を持つ人、心にトラウマを持つ人、芸術を通して創造的世界を広げていきたい人、またその他自己の発達(成長)を求める人達に、アートの創作を通して行う療法のことです。アートは感覚の発達を促し、感情は言葉よりもアートの方が表現しやすく、自由な自己表現の中で自分の内面と対話をし、自分の本当の感情に触れていきます。創作という過程や行為を通し、または出来上がった作品に触れることで、自己に対する認識を増し、各々が持つ症状やストレス、またはトラウマ的な経験を今までとは違った方向から触れてみることもできます。
あるがまま
ゲシュタルト・セラピーでは、個人の実存的存在を重視します。「あるがまま」とは、良くも悪くも「あるがまま」の自分を認識することです。
今、ここ
ゲシュタルト・セラピーでは、過去での出来事から起因していることも「今、ここで」つながりのあることのリアリティとして扱い、リアリティの中で責任を取り変容して責任をとっていきます。パールズは、行動や相互作用の進行中のプロセスを描きながら、「今、どのように」のリアリティについてより話します。
エネルギーワーク
カフナ・サイエンスでは、マナ(気・エネルギー)を体験し、習得していきます。そのマナを通してのワークのことです。
音楽療法(Music Therapy)
音楽の持つ生理的、心理的、社会的働きを意図的・計画的に活用しながら、個人の幸福や人間的成長を追求することを前提に、心身の障害の回復、機能維持・改善、健康増進、生活の質の向上などへのプロセスを援助することであり、原則として、音楽療法の教育、訓練を受けた者が行う活動を言います。
過去世
輪廻転生という言葉があるように、一部では人は何度もこの地上に生まれ、いろいろな人生を送ってきたと言われています。それを過去世と呼び、前世と言う言葉を使う場合もあります。ブレスワークやリーディング、様々なセラピーやヒーリングを通して、過去世とおぼしき体験をした人も少なくありません。I.P.G.では、過去世の存在の如何は問わず、もし気にかかる体験やイメージがあるとしたら、「今、ここ」での問題としてとらえ、ゲシュタルト・セラピーの手法を用い、再体験することで自己探究や自己成長の援助をしています。過去世を捜し出すという作業でなく、再体験、追体験に、中心を置いてゆきます。
例えば、「サンデー毎日」にも取り上げられた受講者の体験談は、こんな感じです。
例;「何をするにも生きる気力がわかず家事もできない状態でした。それで、セラピーに通い始めたのですが、「過去世回帰」のクラスで、自分は百年以上前に夫と姑に、子供が出来ないことを理由に座敷牢にいれられて死んでゆくというワークを再現してみました。再体験、追体験をしてゆくうちに、過去世とおぼしき体験の中の夫が、今の夫で、姑が今の自分の生みの母であるということが、ピーンときました。私は、無念な思いから、今無気力な状態を二人に見せているのだ、と気がつきました。まず、自分自身までも無気力にして困る必要はない、とわかり生き甲斐を探すようになり、夫や母との関係改善の為に、多くのワークをしました。ワークの中ではメンバーに夫や母の役をしてもらいましたが、ワーク後は、現実の夫や母とも新しい関係性が見出されました。
過去における未解決の問題と人格の失われた部分
人生の中で解決をみないままに、無意識へと追いやった感情を「過去における未解決の問題」といい、追いやるために押さえ込んだ人格を「人格の失われた部分」といいます。
家族ワーク
ゲシュタルト・セラピーで、家族をテーマにワークすること。あなたの両親との関係の中での未完了な感情や体験を問題解決し、自分らしさを取り戻し、自分自身をサポートしていけるようにワークしてゆきます。
カフナ・サイエンス(Kahuna Science)
人間性を取り戻すべく、古代ハワイの伝統的智慧とゲシュタルト・セラピーを中心とした現代のサイコセラピーとの統合で生まれたセラピーです。「今、ここ」に生き、物の本質を見出し実行し、自己変容していきます。トレーニングを積み、成長をとげると、調和と均衡の法則とは何かに気づくようになります。「自分とは何か」に目覚め、自分をとりまく環境に目覚めていけば、もはや自己中心にならず、調和と均衡の法則をどのように扱っていけばよいか、自ら気がついていけるようになっていきます。
気づき(Awareness)
それまで考えても、感じてもなかったことが意識下にのぼり、それがなにであるか意識するようになること。グローバルな「現在」への気づき。人間の肉体的感覚や感じていること全体に注意を払うこと。思考のプロセスと同様に内面と環境の両方への気づき(自己への気づき、自分自身の外部への気づき)などがあります。
協力者
セラピーは、あくまで本人の意志によってなされていきます。セラピストも他のクライエントも、本人の「協力者」です。
クライエント(client)
顧客。「支払いの代償として、誰かのサービスを依頼する人」。この用語は、ビジネスの関係だけに使われるものではありません。現在、社会福祉事業や、サイコセラピーで使われています。それは、「patient/ペーシェント/患者(病んでいる人、またはある種の忍耐力をもって、処置を受ける人)」より双方向で、より医学的でない響きを持ちます。クライエントは、自分の要請(「クライエントは王様である」)に対して責任があります。
グル
グルとは、ヒンドゥー教の導師のことで、終生をヒンドゥー教に捧げた人を表す敬語であり、生きるというこの素晴らしい書物に書かれているすべての知識を、身をもって体現した人です。グルとシーシャ(師と弟子)の交わりでは、知識の深い流れが、交わされます。弟子は、究極の知識を探し求めて旅をしています。一方で、サットグル(覚りをひらいた師)は、すでにその旅を終えていて、真我の世界の中に、おだやかに安らいでいるのです。グルには、弟子が、さまざまな誘惑や試練に翻弄されながら、つまずいたり、倒れたりするかも知れないと、分かっています。そんなことが起こらないようにと、グルは無償の愛と思いやりの光を、まるで実の息子・娘であるかのように、弟子の上に降りそそぎ、そして手を取り、支え、護りながら弟子を導いていくのです。以前に、ある集団をめぐる社会的出来事により“グル”という言葉が大きな誤解を受けましたが、本来はそのようなマイナスイメージのものではありません。
ゲシュタルト・セラピー(Gestalt Therapy)
ゲシュタルト・セラピー(以後ゲシュタルト)は、ドイツの心理学者フリッツ・パールズが創始したセラピー(心理療法)です。70年代、人間性回復運動の起こり始めたアメリカで、既存の価値体系を疑問視する若者達が、社会的権威に寄らず、ありのままの自分としての生き方を求めようとする中で注目され始めました。病理に対する心理療法という元来の対象や用途に限らず、精神的な疲労、動揺、危機など、日頃の生き方に関する困難に対峙しようとする一般の人々にも有効とされ、今では、アメリカ、ヨーロッパをはじめ世界各国で展開されています。
ゲシュタルトは、フロイト心理学、ゲシュタルト心理学、実存主義、禅などを基盤にしたもので、成熟した人間像の確立を目指しています。それは、個人が、幼・青年期からの成長、プロフェッショナルなキャリアの追求の中で、喪失し、或いは忘却した人格の部分を認識し、その不完全さの事実を受容することで、他者からの承認、評価にとらわれず、自分で自分を支持しうる「自分らしい人間」、「自律した人間」への成長を図らんとするものです。
ゲシュタルトでは、ワークをすることで問題や心の傷になっている出来事だけを解決するだけでなく、成功、利益や健康も取り扱います。
光子
光の粒子(フォトン)のこと。
サイコセラピー(Psychotherapy・心理療法)
トレーニングを積んだ専門家[セラピスト]が、社会人として適応上の問題を抱える人・成長を望む人[クライエント]に関わり、問題解決や緩和、人格的成長の達成等を援助する際、主として心理的介入として用いる方法。数百を超える種類のサイコセラピーがあり、それぞれに異なる理論、目標、技法を有しています。主要な傾向は3つあるとされています。精神分析、行動療法で代表される行動主義的なもの、来談者中心療法や人間性心理学等に代表される人間性的傾向なものです。その他、認知的心理療法(認知療法など)や日本の森田療法、内観療法などがあげられます。ゲシュタルト・セラピーは、人間性的傾向なものに属します。
サイコドラマ(Psycho Drama・心理劇)
サイコドラマは、モレノ(Moreno,J.L.)によって、1936年に始められた、ドラマ形式を用いた集団療法です。クライエントの心のイメージを即興劇によって表現します。 その結果として、個人の自発性や創造性の促進、抱えていた心的葛藤の整理、気がつかなかった自他の姿を見ることの手助けとなります。
自律性の達成と自己責任
ゲシュタルト・セラピーでは、個人の人生経験に対し、各個人が「責任」を持っているとしています。各個人は、瞬間、瞬間どういう行動を取るかの選択の能力があり、そのすべての選択に「責任」があると考えるからです。個人は、自分自身をコントロールできるとして「自律の達成」をします。自分に対する「責任」というのは、同じ世界で生きている他者・環境に対する責任も含みます。
スタニスラフ・グロフ(Stanislav Grof)
プラハで生まれ、意識研究の分野で有名です。チャールズ大学(M.D.)のフロイト主義の精神分析医で、チェコスロバキア科学アカデミー(博士)で訓練しました。1960年代半ばまでのプラハでLSDの臨床での治療的な用法を調査し、その後精神分析医としてジョンズホプキンス大学で研究していました。アメリカに渡り、1967-1973年、メリーランド精神研究所で精神医学的な調査のチーフとして、精神病患者、末期症状のガン患者、アルコール中毒患者の臨床研究に携わりました。60年代、LSDを深く研究し、4,000以上のサイケデリック・セラピーのセッションを行いました。1973〜1987年、グロフはエサレン研究所に招かれ、妻クリスティーナと著作、講義、そしてホロトロピック・ブレスワークの開発をしました。国際トランスパーソナル協会(ITA)の会長で、長年にわたり、ホロトロピック・ブレスワークやその方法論、深い精神世界について多くの本を書いています。
図と地の形成と崩壊
気づきがあるとそれは「図」になり、その他のものは「地」または、「背景」になります。ゲシュタルト心理学(または形式の理論)の基本の概念は、ゲシュタルト・セラピーにおいてさらに発展しました。健康な人は、はっきりそして即時に現在優先的な形(または形態)を認識できるに違いありません。「地」「背景」に対し、十分意味していることを唯一決めて形「図」を認識しています。ですから、今、ここの(現れてきた「図」)反応は、「図と地の形成と崩壊」をするのです。
全体観/全体論/全体性(holism, holistic)
語源は、ギリシア語の「holos」(全体)からです。全体に関連しています。パールズはジャン・クリスチャン・スマッツ/Jan Christian Smutsの全体論の理論に非常に影響されました。スマッツは、国際連盟に属する勢力のひとりです。ダーウィン/Darwin、ベルグソン/Bergson、アインシュタイン/Einsteinとテイヤール・ド・シャルダン/Teilhard de Chardinについての考えをあげ、1926年に,「部分をいくら積み重ねても全体に到達することはできない。全体は部分の総和以上のものだからである」と定義づけ、「全体論と進化/Holism and Evolution」を出版しました。
ダンスセラピー(Dance Therapy)
身体の動きを通して精神的アプローチを行うものです。技法としてはダンスと身体動作(ムーブメント)が使われます。身体から身体へ、言葉を介さず相手に働きかけ、内省や対人関係の変容を目指します。ダンスセラピーは実践が先にあり、それに当時の米国の状況を反映してさまざまな分析理論を取り込みながら発展していきました。創始者の一人であるモダンダンサーのチェイス(M.Chace)は、サリバン(H.S.Sullivan)の対人関係論に影響を受け、「ダンスはコミュニケーションである」と語り、「心と体は相互に関連し合い、その統合されたものが個としての存在である。従って体を通してその心にアプローチできるし、また体を通して他者との交流も可能である」という考え方を、その基礎としました。
男性性・女性性
男性であれ女性であれ、本来の性に関係なく男性性と女性性を持ち合わせています。しかし、ともすれば人はある一部で生きていたり、自分の男性性、女性性を成長させないままに生き、問題を抱えています。両方が対立し批判して互いに疎外し、全体性を欠いたりしています。例えば、ある男性のワークでは彼の女性性が「おしん」のような辛抱人であったため、常にスポーツ少年のような男性性が抑えられてしまい、人生が何かうまくいっていないということが判り問題解決しました。異性に対する愛情や交流、性の問題なども案外こんなところにあるかもしれません。ゲシュタルト・セラピーの手法では自己のオリジナルな男性性と、女性性を、再発見し疎外されていた部分を取り戻し、バランスをとり統合してゆきます。
ディソンド・パート
自分自身の人格でありながら、何かの理由で無意識に疎外している人格のこと。ゲシュタルト・セラピーでは、これをとりもどすワークをし、人格の成長を促します。
適合
人それぞれに、成長の度合いに適切に合わせていくことを「適合」という言葉で表します。サイコセラピスト養成講座において、自己解決がなされていくことは、プロのセラピストになっていく上で重要です。
トランスパーソナル心理療法(Transpersonal Psychotherapy)
トランスパーソナルの“トランス”とは、Trance(夢中・恍惚)と言う意味ではなく、Trans(超える)という意味です。パーソナルは「個」という事で、『個を超える』という意味です。トランスパーソナル心理学は、個を超えた心理学を含むセラピーです。ゲシュタルト・セラピー、バイオエナジックス、ロルフィング等を基盤に生まれた代表的なセラピーは、プロセス指向心理学、ハコミセラピー、サイコシンセシス、ホロトロピック・ブレスワーク、フォーカシングなどです。カフナ・サイエンスも含まれます。1993年にロジャー・ウォルシュとフランシス・ボーンは「まずトランスパーソナルな体験とは、アイデンティティや自己の感覚が、個人的なものを超えて拡がっていき、人類、生命そのもの、精神、宇宙といったより広い側面を含むようになっていく体験のことである。そして、このようなトランスパーソナルな体験及びそれに関連した諸現象についての心理学的研究をトランスパーソナル心理学というのである」と定義づけました。東洋の考え方を取り入れ、東西の技法を統合し、身体と自我の再統合を越え、「自分とは何か」さらなる統一性をめざすセラピーです。
人間性回復運動
(Human potential Movement ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント)
70年代、アメリカで、既存の価値体系を疑問視する若者達が、社会的権威に寄らず、ありのままの自分としての生き方を求めようとする中で、人間性回復運動は起こりました。
人間性心理学(Humanistic Psychology)
A.マズロー(1954)によって発表された用語。アメリカ心理学界においては、「精神分析」がいわば第一勢力、第二勢力はワトソンやスキナーを代表とする「行動主義」であり、マズローは第三勢力です。精神分析と行動主義の広く普及する、階層的な決定論に反発した動きでした。存在の見解から、人間性心理学は人間の個々の全責任を回復させ、人間の精神的な価値を復帰させようとします。その先の第四勢力として、トランスパーソナル心理療法が続きます。
ヒーラー
ヒーリング(癒し)のパワーで他者を癒す人。
ファシリテーター
ホロトロピック・ブレスワークにおいて、クライエントに安全なワークを提供し進行していく人のことをさします。セラピストは、深くクライエントに介入し援助していきますが、ファシリテーターは、提供していくことに中心をおいています。
フィードバック(feedback)
状況によって誘導されるものに対して調整する反応。グループ・セラピーにおいて、参加者はしばしば個々のワークの終わりに、クライエントにフィードバックをするよう頼まれます。目的は当事者のクライエントがもっと十分な気づきが持てるように新たな情報を提供することかもしれません。しかし、フィードバックは最も頻繁にそれを出した人に関わっています。自分自身の感じていることを表現する参加者を促進します。言い換えれば、状況の結果として経験したものは、参加者に反響するのです。うまくいけば自分自身の個々のワークの準備になります。
ブリーザー&シッター(Breather & Sitter)
ホロトロピック・ブレスワークでは、ペアを組んで、ワークを進行します。深くて速い呼吸を伴うワークを受ける側をブリーザー(呼吸をする人)、ブリーザーの安全を守りながらワーク中の世話をする人をシッターと呼びます。交代でワークを受けます。
フリッツ・パールズ
ゲシュタルトの創始者。53才の時、アメリカに移住したユダヤ系ドイツ人の精神分析学者です。
ボディワーク(Bodywork)
1960年代に、伝統的な精神分析の枠を超え、人間行動を理解する新しい視点や考え方の原点を求める動きが出てきました。自己実現という枠にとらわれず、個人を超えて「自己」を求めるようになり、新しい人間観や臨床の枠組みが生まれてきました。その流れのひとつとして、ボディワークが生まれました。特徴として、身体の内部感覚に注意を向け、その変化に気づくということがあげられます。今までたいしたことではないと思っていた身体の気づき、変化が心の深い意味を表しており、固定された自分を自覚し、解放されるきっかけとなり、自分らしさの自由に場を与え、心身の健康や癒しとなる事が認識され、ボディワークという手法になってきました。ゲシュタルト・セラピー、ブレスワーク、カフナ・サイエンスは、基本的に身体と自我の再統合をめざしており、ボディワークをとりいれています。
ホメオスタシス(Homeostasis)
恒常性維持。1926年にウォルター・B・キャノン/Walter B. Cannonに定義された、生理状態を常にほぼ一定の状態に保っておこうとする生活体の調節機構(温度、飢え、乾きなど)のことです。パールズは、特にこの考えを遺作となった「The Gestalt approach/ゲシュタルト・アプローチ」と「Eye Witness to Therapy/セラピーの目撃者」で強調しています。つまり、命あるものが生命維持するため持っているバランス機能。例えば、喉の渇きは、体からの水不足のサインで、こうした際、人間はまず水を飲みます。このように「ホメオスタシス」は、精神面にも作用します。
マナ(Mana)
活力だとか力だとかのイメージを持つもの。中国では「気」といい、西洋では「エネルギー」といいます。
夢(Dream)
パールズにとって、フロイトにとっても、夢は、自己を知る知識の「王道」でした。ランクの考えによれば、パールズは、夢に登場するどんな人もどんな要素も、夢を見ている人の「プロジェクション(投影)」と考えていました。しばしば、クライエントに夢に出てくるものを順に具体化するように提案しました。他の著者は、夢を「リトロフレクション(反転行為)」と考える(イザドラ・フロム/Isadore From)ようにとか、「アンフィニッシュ・ゲシュタルト(未完了のゲシュタルト)」と考慮する(ジンジャー)と提案しています。これらのいろいろなアプローチの組合せは、しばしば価値があることが立証されます。
立体化
ワークは、殆どの場合グループで行います。個人の心象風景や経験を、グループに協力を得、「今、ここで」リアリティを持って、体現できるよう「立体化」します。
リペアレンティング(再び自らが自らの養育者となる)
あなたと養育者との関係の中での未完了な体験を、現在の体験として再体験すること。ゲシュタルト・セラピーで行われます。もしあなたが親との関係で未完了の体験を持っているとすれば、その体験を「今、ここ」に再現し、それを声や体の動きとして表現することによって完了します。
 私たちは誰しも親(養育者)がいます。そしてその養育者に養育(ペアレンティング)されることによって現在の自分を形成しています。幼い時代には、人は愛情や優しさや育ててもらうことが必要です。そのため人は親や先生やその他の大人たち、養育者の態度や言うことを自分で消化しないままに「鵜呑み」し、自分らしさを忘れたり、自分というよりは大人たちの望む人に、自分でも気づかないうちになっていたりします。その中でとりわけ大きくあなたに影響を与えたのがあなたの親(養育者)です。あなたの現在のあり方の中には、あなたの親があなたにどのようにかかわったのか、その時あなたはどのような体験をしたのか、その結果がベースとしてあなたの中に存在しています。
そして重要なことは、養育者との関係の中で未だ完了していない体験、未完了な体験が多かれ少なかれ存在するということです。そしてその未完了の体験は今もあなたの中に尾を引いて残っています。例えば、もっと優しく愛してほしいのに愛してもらえなかった悲しい体験、とても腹がたったのにもかからず呑み込んでしまった怒り、相手にしてもらえなくてとても淋しかった体験、等々。これらの未完了の体験は、現在のあなたに、例えば、愛されることばかり求める傾向として、ささいなことでもすぐ怒ってしまう傾向として、現在のあなたを支配しています。そんな過去をリペアレンティングで完了した時、あなたは自分らしさを取り戻し、また見えない枠からも解放され自由になっている自分を発見するでしょう。
ワークショップ(Workshop)
サイコセラピー(心理療法)に参加し、自分自身のことを取り扱うことを「ワークする」といい、「ワークする」研修やセミナーを「ワークショップ」といいます。
EAGT(European Association for Gestalt Therapyの略称)
ゲシュタルト・セラピー・ヨーロッパ協会のこと。1985年にヒラリオン・ベゾルト/Hilarion Petzold(ドイツ)によって創立されました。1986年ドイツ、1989年オランダ、1992年フランス(パリ)、1995年グレートブリテン(ケンブリッジ)、1998年イタリア(パルマ)、2001年スウェーデン(ストックホルム)で、その会議が開かれました。
EAP
サイコセラピーのためのヨーロッパの協会のこと。
※「カフナ」「カフナ・サイエンス」は登録商標です。
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