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SPIRIT セラピストからのメッセージ ゲスト講師

サイコ・セラピストの心
セラピストからのメッセージ ゲスト講師
ゲシュタルト・セラピーでは、参加者は[患者]ではなく[クライエント(=依頼人)]と呼ばれます。[患者]というのは受身の存在ですが、それに反して[クライエント]というのは、参加者がセラピーの取り組みに積極的になり、自由で、参加者の探究や選択に責任を取ることを意味します。そして、そんなクライエントの良きパートナーとして、真の信頼に裏打ちされたリレーションシップでクライエントをバックアップするのが、サイコ・セラピストです。
ゲシュタルトのセラピストは積極的介入をしますが、支配的ではありません。 セラピストは、クライエントに提案したり、クライエントを勇気づけたりします。決して目的や方向性を強制したりはせず、クライエントの希望にそって専門的な力量を発揮するのです。例えば、登山や洞窟探検のガイドのように、クライエントの案内人の役割を果たすのが使命。セラピストは、クライエントの自己探究のプロセスに同行します。クライエントを理解したり、またはクライエントに何かをさせるというのではなく、クライエント自らの歩みを促進進行させるのです。

欧米では、セラピストになるには、長いプロセスを経て、クオリティの高い専門家になることを要求されます。繊細な心の案内人は、それだけの裏打ちが必要なのです。
そうしたセラピストの地位は、たとえばヨーロッパではEAGT(ゲシュタルト・セラピーのためのヨーロッパの協会)やEAP(サイコセラピーのためのヨーロッパの協会)によって確立されています。その養成のためのトレーニング・プログラム(または必要条件)は組織や学校によって異なりますが、ヨーロッパでは、ゲシュタルト・セラピーのセラピストのトレーニングに参加するにあたって、一定の個人的成熟を求められます。
トレーニング参加者の平均年齢は、40歳くらい。30歳未満で参加するケースは希です。参加以前に、自分自身についての個人ワークの徹底的な経験を積んでいなければならないからです。大学もしくは専門学校を卒業、または医学生の専門の免状または特殊教育、社会福祉事業、看護、準医療活動職業、心理学、薬、教育、成人教育、組織的相談に応ずる、人間の資源開発のような社会心理的職業などのライセンスを持っていることを要求されます。

セラピストのトレーニングまでの道は長く、まず専門の学校もしくは研究所にてインタビュー形式の試験を受けます。合格後、ワークショップまたは見習の1年を経て、いよいよトレーニングをスタートさせます。基本的トレーニングは、3〜4年続き、周期的な形式で、最低限600時間はかかります。
プログラムは理論的、方法論的なコース、一定の数の技術の獲得、実際的な実験、スーパ−バイズ・トレーニング、ケーススタディなどが用意されます。カリキュラムの終わりには題目の予習とプレゼンテーションがあり、このプロセスは、個人個人の関わり具合によって変わってきます。
そして、最後には定期的なスーパ−ヴィジョンがなされます。ヨーロッパでのコースは、深く広い理解(精神病理学、転移、その他)へと進み、ゲシュタルト・セラピーの卒業証書に至ります。
サイコ・セラピストのヨーロッパの卒業証書(ECP)は、理論的、実際的な研究で合計7年もかかることになります。

こうしたプロセスを経て、サイコ・セラピストとしての必要条件、バランスのよいパーソナリティ、柔軟性と他者への開放性、ダイナミズム、創造性、そして他者との密接な関係への許容量(洞察の深さと制御の両方)が生まれてきます。このしっかりとした道程が、お互いの真の信頼に裏打ちされた“クライエントとセラピストとのリレーションシップ”を実現させるのです。 I.P.G.においても、欧米に準じるようサイコ・セラピストの質を重視したプログラムを提供するようつとめています。
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