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IPGの理念 サイコセラピーとは? セラピストの心 プログラム 体験談 Q&A 用語集

サイコ・セラピストの心
I.P.G.のセラピー、ワークショップに触れた人たちは、自分なりの方法で大きく成長を遂げます。そんな方々の生の声を、どうぞお聞きください。
リペアレンティングを受けて
母に対する復讐心が、「そうだったのか!」の気づき、そして感謝の気持ちに。
徳島県 田所 浩(仮名) 31歳
私は中学の頃から、徐々に母のことを憎むようになりました。何かにつけ私のすることにしつこく干渉し、まるで、監視されているようでした。私が「いいかげんにしろ」と言っても、全くおかまいなしでいる母の態度が非常に憎く思え、毎日喧嘩をしていくごとに、母に対する憎しみが強くなり、とうとう「いつ母を殺そうか」とまで思うようになりました。
母を憎む気持ちが強くなるあまり、まわりにいる友人に対しても、親子の仲が良さそうな者をみると「こいつには俺の気持ちはわからん」とか、何人かの友人同士で楽しく話している場面にいると、一緒に冗談を交わすこともできず、「こいつら恵まれやがって」など、誰かと誰かが仲良さそうなのを見ると、その度に怒りが湧いてきたのでした。
そんな私でしたから、いつのまにか、人の輪に入っていくのも下手で、一人でいることの多い孤独な状態に陥っていきました。そのような状態が何年も続いた後に、ゲシュタルト・セラピーと出会ったのです。

セラピー3年間トレーニングクラスでリペアレンティング(家族ワーク)をやることになり、私は自分の母の役をすることになりました。今思うと最初は、いかに自分の母がひどい仕打ちをしたのかをセラピーの仲間にアピールすることで、母に対する復讐をとげようとしていたように思います。はじめに、何日もかけて我が家の状態をメンバーと検討し、家族を構成している一人一人の発しているメッセージをもとにして、我が家でみられる典型的な場面を作り上げ、私は、母の役をやることにしました。
何度も練習が繰り返され、いざ本番を迎え、私は、私がそれまで思っていた母の役をやりました。口うるさく息子に小言をいい、何にでも干渉してくる親です。しばらく、続けていったあとで、家族役の誰かが、メンバーの誰だったか忘れましたが、「どうして、そんなに息子に執着するのか?」というようなことを聞きました。
私は言葉に詰まりました。母として自分の問題に直面させられたからでした。体が硬直し、まるで自分のものでないように感じられました。
そして、しばらくしてから、体の中から感情が湧きあがってきたのでした。そして、震える声で強く言ったのです。
「あんたが離れていくんが、怖かったんよ」
その時、私の頭は真っ白でした。ふっと頭の片隅で「そうだったのか」と思いました。
そのワークを終えて、それまで、ただ、憎かった母への思いから、母を一人の人間として心から体から理解できるようになりました。母は晩婚で一人娘がいる家に後妻として嫁いでいました。母にも辛いことがたくさんあったのだということも、一人の女性として、母なりに子供を一生懸命育てたのだともわかるようになりました。それが理解できた後、母に対する感謝の気持ちが湧いてきました。また、同時に父や姉への理解と感謝も沸いてきました。
ホロトロピック・ブレスワークを受けて
自己憐憫ばかり。面白くない人生。そんな私の中に「楽しくなれそう」という新しい感情が生まれました。
富山県 井上 朋子(仮名) 26歳
私がホロトロピック・ブレスワーク(以後ブレス)を受けたのは、ある本にインナーチャイルドを癒すのにブレスはいい、というようなことが書いてあったからです。その頃の私は「ひどい親に育てられたかわいそうな私、でも、けなげに頑張る私」と自分のことを考えていました。そして、傷ついているかわいそうなインナーチャイルドを癒そうと思っていました。インナーチャイルドさえ癒せば、すべてが変わり、よくなると思っていました。

初めてブレスを受けた時は、子供のようになって、おもいっきり遊び、セラピストに甘え、おっぱいをおっぱいと認識せず、胸のあたりに触れていました。
その後、ゲシュタルト・セラピーを受け、2回目のブレスを受けました。その時は、かなり激しく暴れました。日頃、無口な方で、言いたい事も言えず我慢してしまう私。そんな私が、こんなにも感情を出し、表現できるなんて、こんなにも激しいエネルギーが、自分の内にこもっていたのかと驚きました。でもこれも、後からふりかえると、ただエネルギーを出し、すっきりしただけでなく、私の本質的な別な意味が現れていたのです。

セラピーを受けたことで、今の私は、親や周りが悪いのではない、また人に癒されるのを待っていてはだめだと価値観に変化がおきました。自分がもっと自分を大切にし世話をしてあげることによって、少しだけれど穏やかな気分に近づいています。激しく動いていたエネルギーのことも、人のスキをついて揚げ足をとって喜んでいたんだとか、自分の欲にかられて人間関係を壊していたことなどにも気づき始めています。
ブレスに限らず、ワークを受けるのは今の自分には、必要だと思います。ワークで起きていることは、現実社会でも起きているとわかったからです。前は自己憐憫ばかりで、人生はおもしろくないことばかりと思ってきたけれど、ワークを人生に生かして楽しくなれそうな気がしています。
ゲシュタルト・セラピーを受けて
対人恐怖の観念を、克服できたことの喜び。コミュニケーションをとることのできる自分がいました。
東京都 小川 安弘(仮名) 40歳
対人関係を良くしたい、感情表現ができるように、そんな思いでI.P.G.にきました。
I.P.G.に来てから、自分のことを分かってくれるという安心感とセラピーを受ければ変わることができるという希望を持ちました。
I.P.G.に来た頃は、対人恐怖の症状が強くて、人の目を見て話せないとか、不安感から薬が手放せないとかいろいろありました。僕は薬を飲んでボーッとして楽をする生き方に慣れていたので、自分に敏感になるゲシュタルト・セラピーのワークは大変ですが、薬は止めることができました。ボーッとする癖はなかなか直らないけど、今はワーク中も、日常もボケッとしないようにしています。
最近変わったなーと思うことは、人の話していることが、よくわかるようになってきて、コミュニケーションがとれる様になってきたこととかいろいろあります。 セラピーに出ることは苦しいことも多いけど、その一つ一つが自分を育てているのだと感じます。これからも自分から逃げないでがんばろうと思っています。
総合:男性性と女性性を受けて
自分の中の2つの意識。立体的に見ることで、人生を広げていく可能性が芽生えた。
岡山県 中山 久恵(仮名) 48歳
ワークを受けてみて、私には「ちゃんとしなきゃいけない」といつも厳しく自分を叱る部分〈女性性〉と、夢だけ描いて、そのうちやるからと何もしない部分〈男性性〉が同時に存在しているのがわかった。
私の中では、〈男性性〉の部分は情けない部分で、特にまじめな〈女性性〉の性質からは、〈男性性〉は許せない。私の内部では常に、〈女性性〉が〈男性性〉を叱って〈男性性〉が活躍できないように抑えこんでいた。私は情けない妻、母だと自分のことを考えていた。
総合のワークを通して、私の育った家庭では勤勉なこと、努力することに価値が置かれていて、その家庭で調和して生きるためには、〈男性性〉を抑えて、まじめな〈女性性〉だけで生きるしかないと思い込んで選択していたこともわかってきた。
〈女性性〉は確かにまじめだけど、創造性とかゆったりしたものが欠けていた。〈男性性〉〈女性性〉の両方のバランスがとれてはじめて、自分が楽になる。
総合のワークは、自分を立体的にみることもでき、自分の持っているいろいろな部分を再発見、理解して、自分の人生を広げていく可能性を教えてくれた。
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